MLB公式サイトは日本時間22日、オリックスからポスティングシステムでのメジャー移籍を目指していた山本由伸投手（25）について、「ドジャースは山本由伸との契約に合意した、と関係者に語った」と報じました。

また契約内容は12年3億2500万ドルの大型契約となったとし、米メディア『ESPN』のジェフ・パッサン氏は「メジャーリーグ最高額の投手契約となった」と自身のSNSで伝えました。

この大型契約の報道について、大谷翔平選手がドジャースと結んだ契約内容が関係しているとみられます。

大谷選手は、10年7億ドルとメジャー史上最高額の契約を結びましたが、給料の大半は「後払い」となり、契約総額の約97％（6億8000万ドル）が契約終了後の2034年から2043年までの10年間で支払われるといいます。

これは戦力均衡化のため設定された、年俸総額を超過すると負担金が発生する「ぜいたく税」制度への対策です。

この契約により、チームの資金に余裕が生まれ、戦力補強の選択肢が広がり、ドジャースの山本投手獲得に効果をもたらしたとみられます。