【高校サッカー展望・広島】広島皆実が挑む選手権「強い皆実を取り戻す」
全国大会に挑む広島皆実高校
第101回全国高校サッカー選手権は12月28日に開幕します。広島県代表の広島皆実は二回戦で青森山田(青森県)と対戦。11月20日におこなわれた広島県大会決勝戦を振り返り、全国の戦いを展望します。
◇ ◇ ◇
広島県決勝は初優勝を目指す広島国際学院と2大会ぶり17度目の優勝を目指す広島皆実の一戦となりました。創部69年で初めて決勝戦に進んだ広島国際学院と戦後では県内最多の優勝回数を誇る広島皆実。新たな歴史を刻みたい広島国際学院と王座奪還で87回大会以来の日本一へ挑む広島皆実の決勝戦です。
試合序盤にペースを握ったのは初の決勝に進んだ広島国際学院でした。粘り強い守備からカウンター攻撃を展開し、チャンスを作ります。対する広島皆実も伝統の堅い守りとパスサッカーで徐々にリズムを作っていきました。
試合が動いたのは前半終了間際でした。広島国際学院が野見明輝選手(2年)のゴールで先制します。1点を追う広島皆実は後半21分でした。岡本敬大選手(2年)のスルーパスに反応した金山佳吏選手(3年)のゴールで同点に追いつきます。
その後は両チームがチャンスを作るもディフェンス陣が集中した守りでゴールを割らせず、試合はPK戦へ。広島皆実はゴールキーパーの大代初芽選手(3年)がシュートを3本止め、2大会ぶり17度目の優勝を果たしました。
試合後、広島皆実の小熊監督は「(後半は)自分たちの良さを出して楽しんで攻めようと伝えた。攻撃にシフトして開き直ったと思う」と振り返りました。広島皆実が今年掲げるサッカーは人とボールが自在に動く「ムービングフットボール」。広島県大会でチームトップタイの4得点を挙げた藤井颯天選手(3年)は「前半はみんな硬くて思うようにできていない部分が多かったけど、後半は自分たちが目指しているサッカーができたと思う」と話しています。
「全国で勝つ」ことを目標に伝統のパスサッカーを進化させた広島皆実。優勝に導いた守護神の大代選手が「全国のピッチでチームを勝たせられるように頑張りたい」と話すように、伝統校「皆実」の挑戦はまだまだ続きます。
(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/広島テレビ)
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広島県決勝は初優勝を目指す広島国際学院と2大会ぶり17度目の優勝を目指す広島皆実の一戦となりました。創部69年で初めて決勝戦に進んだ広島国際学院と戦後では県内最多の優勝回数を誇る広島皆実。新たな歴史を刻みたい広島国際学院と王座奪還で87回大会以来の日本一へ挑む広島皆実の決勝戦です。
試合序盤にペースを握ったのは初の決勝に進んだ広島国際学院でした。粘り強い守備からカウンター攻撃を展開し、チャンスを作ります。対する広島皆実も伝統の堅い守りとパスサッカーで徐々にリズムを作っていきました。
試合が動いたのは前半終了間際でした。広島国際学院が野見明輝選手(2年)のゴールで先制します。1点を追う広島皆実は後半21分でした。岡本敬大選手(2年)のスルーパスに反応した金山佳吏選手(3年)のゴールで同点に追いつきます。
その後は両チームがチャンスを作るもディフェンス陣が集中した守りでゴールを割らせず、試合はPK戦へ。広島皆実はゴールキーパーの大代初芽選手(3年)がシュートを3本止め、2大会ぶり17度目の優勝を果たしました。
試合後、広島皆実の小熊監督は「(後半は)自分たちの良さを出して楽しんで攻めようと伝えた。攻撃にシフトして開き直ったと思う」と振り返りました。広島皆実が今年掲げるサッカーは人とボールが自在に動く「ムービングフットボール」。広島県大会でチームトップタイの4得点を挙げた藤井颯天選手(3年)は「前半はみんな硬くて思うようにできていない部分が多かったけど、後半は自分たちが目指しているサッカーができたと思う」と話しています。
「全国で勝つ」ことを目標に伝統のパスサッカーを進化させた広島皆実。優勝に導いた守護神の大代選手が「全国のピッチでチームを勝たせられるように頑張りたい」と話すように、伝統校「皆実」の挑戦はまだまだ続きます。
(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/広島テレビ)