第101回箱根駅伝は、青山学院大学が2年連続8回目の総合優勝を達成。6区山下りで史上初の56分台で走破した野村昭夢選手(4年)は、ライバル校にも衝撃を与えました。

96回大会で舘澤亨次さん(東海大)が記録した57分17秒を30秒更新する、前人未到の56分台でフィニッシュ。原晋監督は「湯本の神、ここに降臨！その名も野村昭夢！」と名実況が飛び出し、「羽が生えているようにポーンと行きましたからね。ほんと、鳥肌たちましたよ」と興奮気味に語りました。

またライバル校も「56分台！？」とその記録に衝撃。日本体育大学のベンチでは「いいなぁ、かっこいいなぁ」と言った声もこぼれます。

さらに城西大学の6区を走った小林竜輝選手(1年)は「写真撮ってもらっていいですか？」とレース後のライバル校に異例のお願い。「56分台ですか？ほんと、すごいです」と話し、野村選手は笑顔でツーショット写真を撮りました。

野村選手について「かっこいいので、憧れです」と話す小林選手は、自身も58分06秒で区間3位の快走。「楽しく走れました」と笑顔で振り返ります。また「来年も6区だと思う。今年、野村さんが出した56分台を視野に入れたい」と憧れからライバルとして闘志を燃やしました。