アメリカ野球殿堂入りを果たしたイチロー氏が始球式で速球を披露しました。

日本時間28日、マリナーズは本拠地T－モバイルパークで開幕を迎えました。始球式には今年1月に惜しくも満票まで1票足りなかったものの史上2人目の99.7％の得票率でアメリカ野球殿堂入りを決め、背負った51番がマリナーズの永久欠番となったイチロー氏が任されました。

ユニホームに身を包んだレジェンドの登場に場内は惜しみない歓声と拍手に包まれました。バッテリーには長年の捕手であり、かつてのチームメート、現在はマリナーズの監督を務めるダン・ウィルソン監督。

現在もトレーニングを欠かさないイチロー氏は現役時代と全く変わらない姿から剛速球を放ちます。高めにミットに収まると球場では「ICHI SPEED METER:84MPH(約135キロ)」と表示され、どよめきが起こるとともに温かい拍手が送られました。

投球後にウィルソン監督とハグを交わし、笑顔で談笑する姿も見られました。