◇プロ野球オープン戦　ソフトバンク5-2ロッテ(4日、福岡PayPayドーム)

ソフトバンクの育成選手・中村亮太投手が1イニングを無失点に抑えました。

2020年に育成8位でソフトバンクに入団した中村投手は、150キロを超えるスピンの効いたストレートが魅力の23歳。去年は主に3軍で実績を積んでいましたが、今年のキャンプは途中から1軍に合流するなど期待されている右腕です。

その中村投手は7回に3番手としてマウンドに上がると、先頭打者には150キロのストレートで見逃し三振を奪います。その後フォアボールでランナーを背負いますが、味方の好プレーもあり、1イニングを無失点に抑えました。

中村投手は「体がフワフワした感覚があり、すごく緊張しました。でもしっかりと腕を振り、自分の良さを出すことはできたと思います。次の登板では、もう少し冷静になって、今日以上の投球ができるように頑張りたい」と振り返りました。

かつては育成で入団した千賀滉大投手や甲斐拓也選手を“エース”と“扇の要”に成長させるなど、育成選手を育てるのに定評があるソフトバンクに楽しみな投手が出てきました。