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【特集】体操・宮田笙子選手、涙の復帰戦 「福井県のために、最後までやり切る」 鯖江高校出身“チームふくい”で出場 6年ぶりの優勝に貢献

2024年9月9日 20:00
【特集】体操・宮田笙子選手、涙の復帰戦 「福井県のために、最後までやり切る」 鯖江高校出身“チームふくい”で出場 6年ぶりの優勝に貢献
国民スポーツ大会に“チームふくい”で出場した宮田笙子選手=7日、佐賀県佐賀市

鯖江高校出身で体操の宮田笙子選手が、国民スポーツ大会に“チームふくい”のメンバーとして出場しました。日本女子のエースとして期待されながらも、自身の飲酒・喫煙問題でパリオリンピック出場を辞退した宮田選手。4か月ぶりとなった復帰戦をカメラが追いました。

佐賀県で行われた国民スポーツ大会。体操成年女子の会場には7日、鯖江高校出身の宮田笙子選手の姿がありました。

未成年ながら飲酒・喫煙をしたとしてパリオリンピック出場を辞退した宮田選手。4か月ぶりの復帰戦は“チームふくい”の一員として出場しました。

最初の演技直前。宮田選手の目には涙が…。

■宮田笙子選手
「これまでずっと応援してきてくださった、特に福井県の人のことを思って、また一緒に戦ってくれるチームのみんなのことを思うと、やっぱり最後までやり切ることが使命かなと思った」

最初の演技の跳馬は、全体5位となる13.300をマーク。

平均台では、バランスを崩す場面もあったものの、着地を成功させて全体4位の13.733とチームに貢献します。

最後は得意の床。万全の状態ではないものの、チームのために懸命に演じ切った宮田選手。再び涙がこぼれました。

鯖江高校出身者からなる“チームふくい”はメンバー全員が躍動し、福井国体以来6年ぶりの優勝を決めました。

試合後、取材に応じた宮田選手は。

■宮田笙子選手
「この度は私のとった行動によって、多くの皆さまにご迷惑をかけてしまい、深く反省しています。申し訳ありませんでした。この件に対し、真摯に向き合い、今後の競技生活を全うして参りたいと思います」
「正直、けががあって本当に出られるかわからない状況だったんですけど、それでも自分が出たいと思ったのは、福井県の皆さんのおかげだと思いますし、またここからしっかり自信の持てる演技を積み上げていって、今以上に大好きな体操を誰よりも楽しめるように頑張っていきたい」

涙の復帰戦は、最高のチームメートに囲まれて最後には笑顔に。体操ニッポン女子のエースが再スタートを切りました。

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