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大谷翔平 契約総額の97%が後払い チームに負担をかけない選択をしたワケ

2023年12月12日 18:21
大谷翔平 契約総額の97%が後払い チームに負担をかけない選択をしたワケ
ドジャース移籍を発表した大谷翔平選手(写真:ZUMA Press/アフロ)
10年7億ドルとメジャー史上最高額の大型契約を結んだ大谷翔平選手。MLB公式サイトは「後払い」となる大谷選手の給料が、契約総額の約97%(6億8000万ドル)になると報じました。後払い分は契約終了後の2034年から2043年までの10年間で支払われるといいます。

現地記者のフェインサンド記者が関係者から得た情報によると、本来1年あたり7000万ドルを得るはずの大谷選手は、このうち6800万ドルを後払いにして、契約期間中にもらう実質年俸は200万ドル(約2億9000万円)。2033年までの10年で2000万ドルを得ることになるといいます。

これは戦力均衡化のため設定された、年俸総額を超過すると負担金が発生する「ぜいたく税」制度への対策で、大谷選手が後払いにすることで資金に余裕が生まれたドジャースが、他の選手獲得など強化に動きやすくするためだといいます。

フェインサンド記者によれば、労使協定に後払いの金額や割合について制限がないとしており、また関係者によると、大谷選手はチームに負担をかけない方法を選択することに迷いはなかったということです。