プロボクシング・熊本市出身の重岡優大選手と弟の銀次朗選手が、去年10月に続いて兄弟そろっての世界タイトル防衛戦に臨みました。

名古屋市で行われた重岡兄弟のW防衛戦。まず登場したのは弟の銀次朗選手です。
去年10月、IBF世界ミニマム級の王座統一を果たし、初防衛に成功しました。

プロで未だ無敗を誇る銀次朗選手、開始早々第2ラウンドで勝負に出ます。
一瞬のスキを突いた強烈な左ボディーがきまり一発KO。2ラウンド1分15秒での圧勝で、2度目の防衛に成功しました。

■重岡銀次朗選手
「久しぶりの左ボディーワンパンどうでしたか？これから先も油断することなく勝ち続けたいと思いました」

続いて登場したのは兄の優大選手。こちらも去年10月、世界ミニマム級の王座統一を成し遂げました。
先に試合を終えた銀次朗選手もセコンドに入り、フィリピン選手との防衛戦を迎えます。

しかし序盤から相手の勢いに押され連打を浴びる優大選手。第3ラウンドにはプロとなって初めてのダウンを喫します。さらに第6ラウンド、相手の右ストレートで2度目のダウン…それでも逆転を信じ拳を出し続ける優大選手。

12ラウンドを戦い抜きましたが1対2の判定負け。兄・優大選手の王座防衛はなりませんでした。