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【らぶスポ!】女子団体、初の全国大会へ 女子部員たった6人の八戸工業高校卓球部の強さのヒミツ

2024年3月19日 19:30
【らぶスポ!】女子団体、初の全国大会へ 女子部員たった6人の八戸工業高校卓球部の強さのヒミツ

RABがお届けするスポーツコーナー「らぶスポ!」。
きょうは初の全国大会へ挑む八戸工業高校女子卓球部です。
部員は6人しかいませんがチームワークを力に日々練習に励んでいます。

放課後、体育館で練習に励んでいるのは、団体で初の全国大会に挑む八戸工業高校卓球部女子。
女子部員は全部でたったの6人です。
団体はそのうちの4人でシングルスとダブルスを戦います。
先月、岩手県で開かれた東北高校選抜大会で強豪、青森商業をフルセットのすえ破り全体の4位で全国大会の出場権を勝ち取りました。
2年生の三國海藍さんは去年11月に開かれた新人戦で個人2位の実力者です。
カウンターが得意で攻撃型の卓球が特徴です。

八戸工業高校卓球部 三國海藍 さん
「必ず出た試合は1本取って勝ってくるという気持ちを持って試合しています」

チームを引っ張るのは主将を務める2年生の小鹿杏梨さん。
去年の新人戦では個人3位でした。

八戸工業高校卓球部 女子主将 小鹿杏梨 さん
「自分はキャプテンなので絶対自分がでるところは責任持って勝つという気持ちで取り組んでいます」

ダブルスで息ぴったりなのが、馬場未來さんと今瑠愛さんの1年生コンビ。
チームを明るくするムードメーカーの2人です。

八戸工業高校卓球部1年 馬場未來 さん
「(全国大会は)初戦からいい準備をして調子が最初から上がるように挑戦者の気持ちを忘れずに頑張りたいと思っています」

八戸工業高校卓球部1年 今瑠愛さん
「シングルで出たり、ダブルスで出たりと両方出る時があるので、とにかく練習を頑張ってあとはチームを和ますようにも頑張りたいと思っています」

八戸工業卓球部は男女合わせて14人。
バドミントン部と体育館を半分ずつ使い練習するなどいたって普通の県立高校の部活です。
強さの秘密は練習の仕方にありました。
1つ目は選手自らが練習内容を考えること。
このことによって責任感と自主性が生まれると言います。
2つ目はラリーの練習を男子部員と一緒に行うこと。

八戸工業高校卓球部2年 工藤華奈 さん
「(ボールの)緩急とか力の強さとか回転量も全然違うので男女の練習があればそのぶん自分たちに足りないものとかもよくわかったりするのでいい点かなと思います」

このほかにも残った2人がサポートメンバーにまわり練習相手や試合中の応援などで選手を支えることがチームの力となっています。

八戸工業高校卓球部2年 川崎萌乃果 さん
「チームのみんなを笑わせたり盛り上げたりするのが好きなので チームの勝ちにつながるようにみんなのサポートができているのはそれも大事な役割だから自分はでれなくてもみんなのサポートとして頑張りたいなと」

創部78年で初めての全国大会。
気負うことなくチームワークで挑みます。

八戸工業高校卓球部 大山幸雄 総監督
「女子は本当に試合中でもニコニコ笑顔ですごく楽しいチームだと思います OBや支えてくれるスタッフが本当にいっぱいいますので全国大会ではぜひ勝って恩返しをしたいなと思っております」

強豪揃いの全国大会へ向けて6人の力を結集する選手たち。
その先に見据えているものは…。

八戸工業高校卓球部 女子主将 小鹿杏梨 さん
「1番の目標はインターハイ出場で去年もインターハイ出場目指して頑張ったんですけど惜しくも県で2位だったのでことしは絶対インターハイに行きたいと思います」

八戸工業高校の女子団体が挑む全国高校選抜卓球大会は今月22日から山形県で始まります。

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