プロ野球ドラフト会議で指名待つ県勢紹介➀ 不屈の大学生・哘崎 新投手投手(青森大学)
今月24日はプロ野球ドラフト会議です。県内では高校生3人と大学生4人がプロ志望届を提出しています。運命の日を待つ選手たちの紹介、きょうは激動の試練を不屈の魂で乗り越えた大学生投手です。
武器は最速150キロの直球と…
大きく落ちるフォークボール。
七戸町出身青森大学の哘崎 新投手です。
中学・高校時代はキャプテンとして青森山田でプレー。コロナ渦で甲子園への道が閉ざされた世代です。やりきれなさを胸に、県の独自大会で優勝を果たしました。
★青森大学 哘崎 新投手
「大学野球・それ以降の野球人生にすごく生きるのではないかと思ってそこは本当に諦めないで(野球を)やろうと思えたひとつのきっかけでした」
しかし大学進学後にも試練が。けがの影響で入学早々に野球部を退部し、東京のキャンパスに移って野球塾に通いました。
けがをしない体づくりやトレーニングフォームの見直しなど野球漬けの毎日を過ごしました。
そして3年生の春野球部に再入部しました。
★青森大学 哘崎 新投手
「もう一度学生野球をやりたいと思ったので何とかお願いして受け入れてもらったという感じです」
4年生でやっとリーグ戦デビュー。「遠回り」で成長した分のいくつもの恩返しをプロになることで果たします。
★青森大学 哘崎 新投手
「ドラフトに向けて日がたつごとにドキドキする気持ちと楽しみな気持ちの半々という感じで毎日過ごしています」
ことし最優秀中継ぎ投手を受賞した中日ドラゴンズ松山晋也投手は同じ七戸町出身。小学生の時にバッテリーを組んだこともある2歳上の先輩が目標です。
★青森大学 哘崎 新投手
「ひとつの一番身近な目標という感じでやっています」
いくつもの試練を乗り越えた不屈の魂を胸に吉報を待ちます。
県内の大学からは他にも青森中央学院大学 大内 弘也投手、八戸学院大学 加藤響投手、平尾柊翔選手がプロ志望届を提出しています。