紆余曲折 北海きたえーる改修へ…Bプレミア参入めざすレバンガ費用全額負担「VIPルーム」も
バスケットボールの「レバンガ北海道」が改修を要望していた「北海きたえーる」について、道は改修を認めました。
改修費用はレバンガ側が負担するということです。
華麗なプレーでファンを魅了し続けている、プロバスケットボールBリーグ1部のレバンガ北海道。
2026年シーズンから始まる新たな1部リーグ「Bプレミア」への参入を目指しています。
レバンガ北海道は現在、札幌市豊平区の「北海きたえーる」を本拠地としています。
しかし、「Bプレミア」への参入に必要な「VIPルーム」などの設備がないため、道に改修を要望していました。
道はレバンガ北海道が提案していた改修案を容認し、議会で報告しました。
(道環境生活部 岡本拓司スポーツ局長)「道として道立総合体育センターの改修を認めることとし、その財産については道が寄付受納することとしたものであります」
また、改修費用はレバンガ北海道が全額負担するということです。
レバンガ北海道は当初、札幌市が旧・札幌ドーム、現在の「大和ハウス プレミストドーム」敷地内に建設予定の新月寒体育館を、本拠地として利用する方向で調整していました。
しかし、札幌市の冬季オリンピック・パラリンピック招致断念や、新月寒体育館の整備計画が来月末の申請期限に間に合わないことから、「北海きたえーる」の改修へ方針を変更しました。
レバンガ北海道は北海きたえーるを改修し、メインアリーナの2階観客席に箱形の個室席「スイートルーム」や、1階通路に飲食などが楽しめる「ラウンジ」を設置すると発表しました。
(レバンガ北海道 横田陽CEO)「費用に関しては約2億となっております。改修工事費の負担というのはすべてレバンガになっております。札幌市がきたえーるの改修費を支援するということはございません」
レバンガ北海道は、クラウドファンディングなどを活用し改修費用を調達する考えで、26年以降に着工し、28年までの工事完了を目指すということです。