試合後の涙のロッカールーム 新潟明訓が9大会ぶり出場 0対6で大阪代表・阪南大学高校に敗れる 全国高校サッカー選手権 《新潟》
全国高校サッカー選手権の話題です。県代表の新潟明訓高校は大阪代表の阪南大学高校との初戦に臨みました。
2024年12月31日―
9年ぶりに選手権の全国大会に挑む新潟明訓高校。県大会・無失点の堅い守りを武器に勝利を目指します。
前半7分、ドリブラーの桑原が味方とのワンツーからシュート。積極的にゴールに迫ります。
しかし、その2分後…
阪南大高のエースに決められ先制点を許します。
それでも、同点を目指して反撃を開始。
(実況)
「新潟明訓高校はゴール近く7番の桑原です。右足で入れてくるボールはファーサイド、先にボールを触りましたゴールキーパーです」
さらに、前半18分には…
(実況)
「10番の斎藤エイタ斎藤ボックスのなか、左、桑原シュート」
桑原のシュートは惜しくも枠をとらえられません。
すると徐々に“阪南大高ペース”へ…
サイドを突破され追加点を許すなど3点を追いかける状況で折り返します。
後半さらに1点を失いますが、10分に木間が強烈ミドル!田代がつめますがゴールにはつながりません。
その後も相手ゴールへ向かいますが一矢報いることが出きず0対6で敗れました。
最後まで諦めることなく体を張って守り未来につながるゴールを目指した明訓高校の選手たち。
試合後のロッカールームでは坂本監督が激励の言葉を送りました。
〈新潟明訓高校 坂本和也監督〉
「本当はみんなと年を越したかった。もっと長くやりたかった。いいもんこのチーム、まじでいいチーム。だから解散するのはもったいないし、みんなのサッカーを見せたかった、いろいろな人に、そういう後悔はあるけど明訓の歴史を作ってきてくれた。10年ぶりってすごいよ。だから胸張って帰ろうよ」
そしてキャプテンの斎藤選手はチームメイトに感謝の思いを伝えました。
〈新潟明訓高校 斎藤瑛太選手〉
「自分だけじゃ全国に来られなかったし、みんながいたからきつい練習も乗り越えて、そして全国の舞台で明訓らしいサッカーができたと思います。1、2年生は切りかえて、もう1回この舞台で次は笑えるように頑張ってください、本当に応援しています。3年間ありがとうございました」
夢の舞台で見た勝負の厳しさ。でも仲間と切磋琢磨し戦ってきた道のりはこれから先の大きな糧となるはずです。