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パリ五輪へ 競泳バタフライ・水沼尚輝選手が練習公開 「大きな花を咲かせたい」と意気込み 《新潟》

2024年2月21日 19:16
パリ五輪へ 競泳バタフライ・水沼尚輝選手が練習公開 「大きな花を咲かせたい」と意気込み 《新潟》

パリオリンピック出場を目指す競泳の水沼尚輝選手が2月21日、練習を公開しました。3月開かれる選考会に向けて「大きな花を咲かせたい」と意気込みを語りました。

100メートルバタフライの日本記録保持者。新潟医療福祉大学職員の水沼尚輝選手(27)です。

2月20日から3日間、長岡市で合宿に臨んでいます。

見据えるのは7月に開幕するパリオリンピックです。日本代表の切符をかけた選考会が3月に迫っています。

〈水沼尚輝選手〉
「今まで順風満帆にきていた競泳人生だったのでその中でケガという挫折を経験してすごく自分自身の内側を知ることができた。すごく辛かった1年だったという記憶がある」

挫折を経験し、辛かったと振り返るこの1年。

水沼選手は去年4月の日本選手権で2位となり世界選手権代表に内定。銀メダルを手に凱旋。力強く決意を語っていました。

〈水沼尚輝選手〉
「世界の選手に名前を知ってもらうという意味でも決勝に進みたい」

しかし、世界選手権は予選敗退と厳しい結果に。

オリンピック出場がかかる2024年。痛めがちな腰への負担を軽減するため新たな泳ぎ方の習得に挑んでいます。

これまでの体幹を軸としたダイナミックな泳ぎから身体全身を使ってコンパクトでなめらかな泳ぎを意識しているといいます。

〈水沼尚輝選手〉
「感覚としては手が入水してからの水をつかむイメージが今回の泳ぎはすごく強いなと思っていて」

下山監督は新たな泳ぎ方をこう表現します。

〈新潟医療福祉大学 下山好充監督〉
「うねりを上手く活用してイルカのようなイメージをもちながら。なおかつうねりを極力小さくしていく。レースでの再現性を残り1か月で高めていく必要がある」

レース後半の粘りが持ち味の水沼選手。さらにタイムを短縮するためスタート練習にも力を入れてきました。

〈水沼尚輝選手〉
「泳ぎの精度も高くなってきていて、きょうも泳いでいてすごく手ごたえのある練習がつめていたのでかなりいい状態で練習はできているのかなと思っています。厳しかった時期を乗り越えて選考会で大きな花を咲かせることができればなと思っています」

新潟からパリへ。水沼選手が出場するパリオリンピックの代表選考会は3月17日から始まります。

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