【大谷】ワールドシリーズ第3戦出場 世界一に王手 奥州市での観戦会には米放送局も 岩手
メジャーリーグのワールドシリーズです。左肩のケガが心配なドジャースの大谷翔平選手は、29日の第3戦にスタメンで出場しました。奥州市で行われたパブリックビューイングには、なんとアメリカから現地の放送局もやってきました。
ニューヨークヤンキースと争うワールドシリーズは29日から、敵地のヤンキースタジアムです。ヤンキースファンが大勢いる中で大谷を後押しするのは…
奥州市パブリックビューイング 「ゴーゴー翔平!」
大谷が通っていた常盤幼稚園の子どもたちを含む、およそ300人です。故郷・奥州市でパブリックビューイングが急きょ開かれました。
そこには、なんとアメリカの放送局「フォックススポーツ」のスタッフが。大谷の故郷の様子を中継で伝えるために来ていました。
その大谷、最初の打席はフォアボールで出塁しますが、亜脱臼した左肩を守るような場面が見られました。
続く第二打席。
実況「今夜は別の観戦会場にもカメラを出しています」
奥州市から見つめる市民が現地の映像で紹介される中、思いっきり肩を引っ張るようなスイングの後のこの表情。やはり痛いのでしょうか。
結局、大谷の快音は聞かれませんでしたが、チームはフリーマンが大活躍するなどして3連勝です。
奥州市では。
奥州市民
「無理はしないでほしいんですけども、ただ大谷が出るだけでチームの雰囲気も違うし、もちろんわれわれもうれしいし」「とにかく勝って、一緒にワールドシリーズの優勝を喜びたいです」
フォックススポーツのカメラマン
「幼稚園からお年寄りまで、1人の選手を応援しようと集まれる、すごくいい地域だ」
大谷本人は、ワールドシリーズ優勝だけを考えています。
大谷会見
「試合の中ではもう痛い痛くないっていうのは考えていないので、もう痛くないっていう気持ちでやっていますし、悪化だけはしないように、やれることを、走塁の時もそうですし、最低限のやれることは継続してやりたいなと思っています」
30日もニューヨークでの試合と奥州市での観戦会が行われます。夢の世界一まで、あと1つ。ニューヨークと奥州市は大変な盛り上がりになりそうです。