5戦連続ゴールの裏にあるルーティンとは?「応援は温かい」 躍進のふじざくら山梨 1部との入れ替え戦進出へラスト4戦
■指揮官「選手の頑張りが報われた」
小松アナ
「大事なリーグ再開初戦で見事勝利。率直な思いは?」
渡辺監督
「まずはほっとしている。この結果を出してくれた選手たちの頑張りが報われて本当によかった」
小松アナ
「2-0の勝因は?」
渡辺監督
「選手が本当に90分間ハードワークをしてくれた。守備では相手が攻撃する前に(相手選手への)寄せをはっきりできたところが勝利につながった」
小松アナ
「タフに戦う広島の良さを出させなかった。この勝利でまた乗っていけるのでは?」
渡辺監督
「残りの試合もこの勢いをしっかりと持ち、プレーしてほしい」
■リーグ戦今季初先発 起用に応える先制点
広島戦で先制ゴールを挙げたのは、リーグ戦今季初先発となった脇田選手。前半8分、DF小鍛治旭選手のロングフィードで相手の最終ラインの裏に抜け出し、独走。GKとの1対1で冷静にゴールへ流し込みました。
小松アナ
「ゴールシーンを振り返ると?」
脇田選手
「(2トップを組んだFW山本)菜桜美さんが下で引っ張ってくれたので、私が裏に抜けて、あとは冷静に決めるだけだった」
小松アナ
「皇后杯関東予選に続く先発起用。どんな意識や狙いを?」
脇田選手
「途中交代でも先発起用でも、自分の得意とすることを発揮する。裏に抜けること、前を向くこと、自分の持ち味を最大限に出すことを意識した」
小松アナ
「試合前はリーグ戦残り5試合で5ゴールを挙げて今季10ゴールを目指したいと言っていたが、この後はどんなプレーを?」
脇田選手
「1試合1点を目標に、できるだけ得点を重ねていきたい」
■5戦連続ゴール 絶好調の裏にあるルーティン
前半32分には辻野選手が追加点。右サイドを駆け上がった脇田選手からのパスを受け、ミドルシュートを蹴り込みました。リーグ中断期間中の天皇杯関東予選も含め、公式戦5試合連続ゴールとなりました。
小松アナ
「チームをさらに勢いづけた追加点。豪快なミドルシュートだった」
辻野選手
「(脇田)紗弥が突破してくれて、最初はファーで合わせようと思ってたが、なおさん(山本選手)がニアで潰れてくれてスペースができた。時間とスペースがあったので、落ち着いて止めてシュートを打てた」
小松アナ
「チームトップタイの6ゴールに。好調の要因にはルーティンがあるそうだが?」
辻野選手
「FW成迫実咲選手と試合前日にシュート練習をするが、『あすも決められそうだね』と言って終わるのがルーティン。それをやっている試合は結構(得点を)決めている」
小松アナ
「あと何点決めたい?」
辻野選手
「残り1点で(当初の)ことしの目標は達成できるが、できるだけいっぱい取りたい」
■躍進を支えるサポーター「パワーが出た」
小松アナ
「リーグ再開初戦の今節は1,174人がスタジアムに駆けつけた。サポーターは中断期間で新たに応援歌を2曲作り、きょうの試合に臨んだ。サポーターの声は?」
辻野選手
「すごく力になった。盛り上げてくれて、すごく楽しくプレーすることができた」
小松アナ
「脇田選手も先制ゴールでスタジアムをわかせたが?」
脇田選手
「久しぶりのホーム戦だったので、改めて『応援は温かいな』と感じた。パワーが出た」
渡辺監督
「皆さんとともに(1部昇格を)達成できるように頑張っていきたい」
■入れ替え戦進出へ ラストスパート
残り4試合となる中、山梨は11勝3分け4敗で勝ち点36。岡山湯郷Belleは、1部に自動昇格できる1位が確定しました。山梨は1部との入れ替え戦に進める2位をキープ。ただ、入れ替え戦進出ラインを挟む3位・JFAアカデミー福島との勝ち点差はわずか3です。
小松アナ
「リーグは残り4戦。昇格へ負けられない戦いが続く」
渡辺監督
「一戦一戦勝利することを目指すしかない。4試合、きょうの勢いをそのまま発揮できるゲームを目指したい」
小松アナ
「辻野選手は在籍5年目。チームの悔しさも喜びも知る選手の一人。昇格に向けた意気込みは?」
辻野選手
「悔しい思いもうれしい思いも経験してきた。本当に今戦えているのは、以前にいた選手も含め(チームに)かかわってくださる皆様のおかげ。勝利して、昇格して、みんなと一緒に喜びたい」
山梨の次節は10月5日に行われ、アウェーで11位・つくばFCレディースと対戦します。
(「YBSスポーツ&ニュース 山梨スピリッツ」2024年9月29日放送)