相次ぐクマ被害への対策 猟銃購入費の補助拡充などに約6000万円計上 秋田県の補正予算案
県は一般会計の総額で34億円余りの補正予算案を県議会に内示しました。クマによる人への被害が相次いていることから緊急対策を行う費用として約6000万円を計上しています
体調がすぐれない様子で県議会自民党会派の会議室に入った佐竹知事。
■佐竹知事と議員のやりとり
「風邪ひいた」「熱は?」「肺炎起こしてる」
議員たちも佐竹知事の体調を心配しますが、県の補正予算案の内示は予定通り行われました。
県の補正予算案は一般会計の総額で34億5127万円。
木材の安定的な供給体制の構築など林業を成長させるための事業費として、3億9700万円余り、医療機関の電子処方せん導入を支援するため1億6800万円を計上しています。
また、クマによる人への被害が相次いでいることから猟銃を購入する際の補助の拡充や、放置されたクリやカキの伐採など、緊急対策費として5980万円を盛り込みました。
佐竹知事
「銃はですね、ほとんどが輸入品で、相当円安の関係で高くなってます。一般的なもので30万前後、ちょっと高級だと50万です」
5日に内示された補正予算案を審議する県議会は今月12日に始まります。
県によりますと、説明を終えた佐竹知事はすぐに医療機関に向かい、風邪のような症状があるとして、点滴治療を受け、薬も処方されたということです。
症状は軽く現在は自宅で静養していて、6日以降の公務は「体調次第だが、予定通り行う。」と話しているということです。