ユナイテッド計画が持ち株会社制に移行 北海道の企業を子会社化 「地方に若者が戻ってくれる器を」
産業廃棄物処理やバイオマス発電事業などを手がける秋田市のユナイテッド計画が、持ち株会社制に移行し、北海道の企業を子会社化しました。
事業の拡大により、地方に若者が戻ってくる環境づくりにも貢献したい考えです。
これは、13日、ユナイテッド計画などが発表したものです。
ユナイテッド計画は、去年10月、持ち株会社・URTホールディングスを設立。
そして13日、北海道に本社を置き、医療廃棄物の収集・処理などを手がけるイーエスジーマネージメントの株式の8割以上を取得し、子会社化しました。
これにより、URTホールディングスは、ユナイテッド計画とイーエスジーマネージメント、両社のグループ企業を合わせた、7社を傘下に持つことになります。
URTホールディングスの平野久貴CEOは「地方では人口減少が大きな課題となる中、企業規模が大きくなることで、若者の選択肢も増える」と述べました。
平野久貴 CEO
「財務、経理、そして人事総務とか法務、IR、いろんな領域があるわけなんですけど、この領域をどんどん企業規模が大きくなると必要になってくるんですね」
「(若者に)興味を示していただくために、規模追求によって職種の領域を広げながら、なんとか秋田、そして地方、北海道を含めた地方に、もっともっと若者が戻ってくれる器を作っていきたいという思いです」
今後もいろんな分野に挑戦して、若者に興味を持ってもらい、地方がより発展できるようにしたいと述べた、平野CEO。
URTホールディングスは、売上高を、現在の連結ベースの70億円台から、2030年代までに200億円以上にすることを目指しています。