秋田銀行決算発表 5年ぶりに40億円を超える純利益
秋田銀行は昨年度の決算を発表しました。
前の年度から減収増益で、純利益は2018年度以来となる40億円を超えました。
昨年度の秋田銀行は、一般企業の売上にあたる経常収益が
370億8400万円で、前の年度に比べて46億円余り、率にしておよそ11パーセント減少しました。
有価証券の売却益が減ったことが主な要因です。
一方で主に外国債権の売却損が大幅に減ったため、最終的な純利益は45億7600万円でした。
前の年度から12億円余り、率にして36パーセント近く増えました。
純利益が40億円を超えたのは2018年度以来です。
新谷明弘頭取
「当行としては資金利益だけではない、ほかの分野でも稼げる銀行として
金融仲介をベースにした相互支援型の金融サービス業、これへの転換を進めていく足がかりは
できてきたのかなとという気がしておりまして、その意味では取り組みがようやく
緒に就いたところはありますけど、それなりの手ごたえは出てきていると思っています。」
来月の株主総会で代表権を新頭取に譲り会長に就く予定の新谷明弘頭取。
今年度の業績については、コロナ禍で進められなかった県外の取引先への融資拡充を進め、
50億円の純利益を見込んでいると説明しました。