子どもに多い「溶連菌」感染者 ここ10年で最多 県が感染予防を呼びかけ
県内の最新の新型コロナウイルスの感染者は前の週からわずかに増加しました。一方、学童期の子どもに多く主に喉の痛みを訴えるA群溶血性レンサ球菌咽頭炎「溶連菌」の感染者が、ここ10年で最も多くなっています
今月13日からの1週間に県が定点とする52の医療機関で確認された、新型コロナの感染者は223人でした。前の週から6人増えています。
1医療機関あたりでは、4.29人で、 県内9つの保健所のうち6つの保健所で、感染者が前の週を上回りました。
流行期が過ぎたインフルエンザの患者数は全体で9人で、前の週から7割近く減少しています。
一方、咳はあまり出ないものの主に喉に痛みが出る、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎「溶連菌」の感染者は、県全体で135人でした。
1医療機関当たりでは3.97人で、ここ10年で最も多くなっています。
1医療機関当たり9人の北秋田保健所管内には新たに警報が出されました。また大仙保健所管内には3月上旬から引き続き警報が出されています。
学童期の子どもに多くみられる「溶連菌」。一般的には1週間程度で症状は改善しますが、まれに重症化するケースもあり、県は「手洗いや、マスクの着用で感染を広げないようにしてほしい」と呼びかけています。