広がる青空 空からの絶景散歩
晴れて気持ちがいい一日となりました。清々しい青空が広がる中、
残雪の鳥海山や新緑の白神山地、八幡平のドラゴンアイを上空から撮影しました。
由利本荘市沖から望む標高2236メートルの鳥海山です。
空と海の青、それに山裾の新緑にはさまれ一層残雪が輝いて見えました。
この季節、鉾立展望台からは、
雪どけの水が谷あいを幾筋も流れ落ちる光景がみられるということです。
海岸線から山頂までは直線距離でわずか16キロ。
本州では珍しい海岸から稜線が続く独立峰も雪どけが進むと本格的な新緑の季節を迎えます。
秋田港の洋上風車です。きょうも西からの風を受け発電が続いていました。
洋上風車が設置されている秋田港の北側から男鹿市船越地区の沖合でも
今後21基の洋上風車が建設され、4年後には電力の供給がスタートする予定です。
県内ではこのほか能代市沖や由利本荘市沖など各地で洋上風車の設置が進められます。
変わってすでに若葉が生い茂る白神山地です。
世界的にも貴重なブナの原生林が広い範囲に残り、
多種多様な動植物が息づく白神山地。
世界自然遺産に登録されてから31年目の春を迎えました。
白神山地上空からは青森県の最高峰岩木山が望めました。
標高1625メートルの山頂付近はまだ残雪を蓄えていました。
廣田裕司アナウンサー
「辰年のドラゴンアイ、海岸まであと少しというところです。
ことしも神秘的なきれいな光景がみえています」
秋田と岩手の県境に位置する国立公園八幡平の山頂付近、鏡沼です。
雪どけが沼の外側から進みまるで目のように見えることから「八幡平ドラゴンアイ」と呼ばれています。
ことしは例年よりも雪どけのスピードが速く、ゴールデンウイークから連日多くの観光客が訪れています。
このあと中心部分の雪どけがさらに進めば“開眼”と言われ、一番の見頃を迎えます。
ことしは今月いっぱい楽しめそうだということです。