きりたんぽ鍋に欠かせない冬の味覚 湯沢市の特産・三関セリの収穫が本格化
湯沢市で特産のセリの収穫が本格化しています。
秋田を代表する郷土料理のきりたんぽをはじめ、鍋料理に欠かせない冬の味覚が今年も旬を迎えています。
10センチを超える白く長い根が目を引く、湯沢市特産のセリ。
シャキシャキとした食感と、豊かな風味が特徴で、きりたんぽなどの鍋料理に加え、正月に欠かせない雑煮の具材として、年末年始にかけて需要が高まります。
湯沢市の三関地区では、豊富な湧き水を使って、約40戸の農家がセリの栽培に取り組んでいて、収穫作業が本格化しています。
ハウス7棟でセリを栽培している農家の佐々木好希さんは、20センチほどの水が張られた畑の中で、膝まで水につかりながら、3日も収穫に追われていました。
長い根を傷つけないよう、深い土の中から一本一本セリを丁寧に掘り出していました。
佐々木好希さん
「いまの時季はえぐみが少ないので、そのまま生で食べるサラダとかそういうのもおすすめしています。季節のものではあるので、冬というかいまの時季の季節感とかそういうのも味わってもらえればなと思います」
年末にかけて出荷がピークとなる、三関のセリ。
JAこまちでは、今シーズン、過去最高の約75トンの出荷を見込んでいて、収穫は来年3月まで続き、県内外に出荷されます。