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新たなブランド牛「がたべこ」 大潟村で県立大学が飼育している短角牛 首都圏などへの販路拡大も視野

2024年12月12日 17:54
新たなブランド牛「がたべこ」 大潟村で県立大学が飼育している短角牛 首都圏などへの販路拡大も視野

県立大学は、大潟村にある大学の施設で飼育している短角牛をブランド化し、13日から販売を開始します。

首都圏などへの販路拡大も目指す新たなブランド牛。

名称は「がたべこ」です。

12日は、県立大学のアグリビジネス学科が、自分たちで育てたウシのブランド化について発表しました。

名称は大“潟”村で生産されたウシという意味から、「がたべこ」と名付けられました。

県立大 渡邊潤 准教授
「ウシを飼う環境としては非常に広い土地を活用させてもらうことができるっていうのは非常にメリットを感じます」
「いま私たちが放牧を活用しながらこの畜産の資源循環型畜産を転換していくっていうのには非常に条件がいいかなと」

「がたべこ」としてブランド化するのは、県立大の施設で飼育されている短角牛です。

大潟村の放牧場でのびのびと育った「がたべこ」は、脂身の少ない、引き締まった赤身肉が特徴です。

さらに、県立大は、地域循環型の畜産を目指し、エサには、村内で生産された牧草やトウモロコシを使用。

ウシの寝床に使うもみ殻は、コメ農家から提供を受けたものです。

また、ウシのフンをたい肥として活用し、エサの再生産にあてています。

ウシの飼育を担当しているのは学生たちで、当面は、ひと月に1頭を目安に出荷する計画です。

生物資源科学部 佐藤凜さん
「レストランとかで食べるのもいいんですけど、家族みんなで囲めるようなお肉にしてほしいですね」
記者
「どんな料理が一番合うと思いますか?」
佐藤さん
「私はローストビーフとサイコロステーキがおいしかったです」

「がたべこ」は、秋田市にある「肉のわかば」の一部店舗で、13日から販売されます。

また、大潟村がふるさと納税の返礼品として導入を検討しているほか、首都圏など県外への販路拡大も目指すことにしています。

最終更新日:2024年12月12日 18:35
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