地産地消型の再生可能エネルギー事業を目指して 森林資源を有効活用 木質バイオマス発電所が起工
横手市と湯沢市に建設が計画されている、木質バイオマス発電所の起工式が行われました。(12日取材)
県南部の森林資源を有効活用する地産地消型の再生可能エネルギー事業を目指します。
横手市と湯沢市に木質バイオマス発電所を建設するのは、東北電力など4社が出資して設立した、横手湯沢フォレストサイクルです。
工事の開始を前に、横手発電所が建設される横手市十文字町で、起工式が行われました。
建設される木質バイオマス発電所の延べ床面積は、横手発電所が1292平方メートル、湯沢発電所が1164平方メートルで、共に鉄骨造りの平屋建てです。
年間の発電量は2つの施設合わせて約3万メガワットアワーで、一般家庭約9000世帯分の電力供給を見込んでいます。
横手発電所には、地元産のスギの間伐材などを用いて作る、燃料の木質ペレットを製造する施設も整備されます。
施設のメンテナンスやオペレーションを担う人材として、14人の地元雇用が見込まれていて、運転開始後には、本社を仙台市から横手市に移す計画です。
横手湯沢フォレストサイクル 和田浩文 社長
「我々と一緒になって取り組んでくれる事業者がいたというところを含めて、この地で発電をしたいと」
「地域と寄り添いながらこの事業というものを成功させていくと」
発電所の運転開始は、横手発電所が2026年6月、湯沢発電所が2026年10月の予定です。
県南部の森林資源を有効活用する地産地消型の再生可能エネルギー事業を目指します。