「オレイン酸」で「おいしさ」に差をつける!!!…「秋田由利牛」生産や販売に携わる関係者が試食会 価値の向上を目指す
秋田のブランド牛、秋田由利牛のPRにつなげようと、関係者による食べ比べ会が行われました。近年、牛肉の美味しさを表す指標として注目されている「オレイン酸」を意識しながら、生産者や販売店などの関係者が味や食感などを確かめました。
由利本荘市の特産、秋田由利牛。
引き締まった肉質ながらきめ細かくサシが入ったあきたのブランド牛です。
秋田由利牛振興協議会やJA秋田しんせいは、由利牛の品質向上につなげようと定期的に生産者や販売店などの関係者が集まり食べ比べ会を行っています。
由利本荘市 湊貴信市長
「味の違い、食味だとか風味の違い。私わかるのだろうかというような思いもしながら来たところもありますが、皆さんとともにこの由利牛の和牛にまた理解を深める良い機会になるのではないかなと」
近年、牛肉の美味しさを表す指標として注目されている「オレイン酸」を成分として多く含んでいる肉とそうでない肉を食べ比べ、どの程度風味に差があるのか確かめました。
鴨下アナウンサー
「こちらがきょう参加者が食べ比べている由利牛です。リブロースとモモになっています。オレイン酸の含まれている量が違うということで、私も食べてみます。まずはリブロースこちらから。柔らかくて脂の甘味もあって美味しいです。続いてこちら食べてみます。ん!やわらか!柔らかいですし、脂の甘味がしっかりあるのにちょっと後味はさっぱりしてる感じというか。なんか全然違う気がします」
牛肉の風味やくちどけを良くするほか、悪玉コレステロールを減らす効果があるとされているオレイン酸。たくさんの飼料用米を与えて育てることで、多く含まれている由利牛がいると考えられています。
肥育農家
「香り、あとは口の中に入れた時の食感。かたいのとやわらかいの違いがなんとなく口に入れた時に感じるっていうか」
繁殖農家
「前より美味しくなってる感じ。脂がな。脂が美味しい。前はギトッとする感じあったんですけど、今は脂がすっきりして食べ比べて。今リブロース食べたんですけどそう感じます」
繁殖農家
「オレイン酸多い肉の方が、風味だったりとか結構おいしく感じられるなあと思いました。ここまで明らかに味違うと結構強みになってくるんじゃないかなと思います」
主催した秋田由利牛振興協議会やJA秋田しんせいは、「オレイン酸」を多く含むウシを育て由利牛の一つの強みにつなげていきたい考えです。