幼稚園や保育園の庭を芝生に!子どものため、地球のため ブラウブリッツ秋田の挑戦
サッカーJ2ブラウブリッツ秋田は、県内の幼稚園・保育園の園庭を芝生にしようと取り組んでいます。
子どもたちが安心して遊ぶことができる場所を生み出すだけではなく、地球環境にも優しい芝生化の取り組みを、廣田裕司アナウンサーが取材しました。
先週、秋田市の秋田幼稚園で行われた、園庭緑化プロジェクト。
県内の幼稚園・保育園の園庭を、土から芝生に変えていくというものです。
芝生の育成・管理のノウハウを持つサッカーのブラウブリッツ秋田が、スポンサー企業の東電化工業・東商事と協力して進めています。
この日は園児と保護者も参加して、園庭に穴をほり、1つ1つ丁寧に芝生の苗を植えていきました。
3歳の息子の子育て真っ最中というブラウブリッツの畑潤基選手も、父親として芝生のメリットを感じています。
ブラウブリッツ秋田 畑潤基 選手
「何より汚れないっていうのが一番ですかね。きょうもすでにドロドロなので。あとやっぱり芝で裸足とかで走り回ったりしたら、運動神経とかもよくなる気もするんので、その辺はいいかな」
ブラウブリッツ秋田 岩瀬浩介 社長
「転んでも痛くない、安心安全な園庭を作ることで、何度でもいろんなことにチャレンジできるような子どもたちを育みたいなというふうに思っております」
この幼稚園では、8月には芝生が広がった園庭で遊べるようになるということです。
一方、市内のほかの園では。
廣田裕司アナウンサー
「こちらの園は、去年、園庭緑化プロジェクト第1号として芝が植えられました。きょうも芝生でのお外遊びが始まりました!」
園庭が芝生になって1年。
見守る先生たちも、遊びの幅が広がったと感じています。
認定こども園ふじ 佐川ひとみ 園長
「自然に自然に触れ合うというようなところがいいなという風に思います。
転んでもやはりケガがまずは少なくなったかなと思います。それと思いのほか、寝転がって遊ぶ子どもが増えたかなというところです」
芝生には、地球環境の面でもたくさんのメリットが。
葉の水分の影響で表面温度が上がりにくく、土やアスファルトに比べて太陽の照り返しが減るため、夏場の暑さがやわらぐということです。
そのほか、温室効果ガスの二酸化炭素を吸収したり、土と比べて砂ぼこりが抑えられたりと多くの効果が期待されています。
芝生が、子どもの成長、そして子どもたちが暮らす地球の未来を、足元から支えます。