佐竹知事「不穏当で不見識な発言」謝罪 四国地方の酒や食べ物巡る発言
佐竹知事が25日、急遽、臨時の記者会見を開き、23日の自らの講演で四国地方の酒や食べ物を「うまくない」「貧乏くさい」などとけなす発言したことを謝罪しました。「不穏当で不見識な発言だった」などと謝罪を繰り返した佐竹知事。およそ1年半の残りの任期、仕事で挽回したいと述べました。
佐竹知事「先般の四国についての発言について、大変に不穏当不見識な発言であったと思います。四国の方々はもとより四国と関係のある方々、県民のみなさまに大変に不快な思いをさせたということで、心からお詫び申し上げたいと存じます」31秒
謝罪したのはおとといの自らの発言についてです。
佐竹知事は大学、金融機関、行政のトップなどが集まって秋田市で開かれた「秋田の未来を創る協議会」の設立会議で講演しました。知事の説明などによりますと講演の中で四国地方を訪れて口にした酒について「うまくない」と発言したほか名物のじゃこ天を挙げて「貧乏くさい」と述べました。
佐竹知事は去年、比内地鶏について「硬い」などとその特徴を否定するような発言をして批判を浴び「幼稚な言い方だった」などと陳謝しています。その後、言葉を慎んでいたといいますが。
「ついつい調子にのって」
佐竹知事「ついつい調子にのって、非常に、ああいう場所で、また発言すべきでないようなそういう趣旨の発言をしたことについて極めて遺憾でまた自分なりに非常に情けないというそういう思いでここにきております。」
長く県政のトップに立ち内部に厳しい指摘をする人がいないとも言われる中でのまたもやの不適切発言。県の内外から批判の声があがっています。
佐竹知事「長い間やっている自信過剰、あるいは思い上がり。こういう点がですね、この発言に出ているというそういうふうになことも否めないことですので」
「一番私今回反省したのが言い方ね。他県の名物でも口に合わないものはあるというこういう言い方であればこれは問題ないと思います。それをいきなり貧乏くさいというそういういい方したことがもっとも私の反省の一番点です」
佐竹知事自身が最後と明言する4期目の任期は残りおよそ1年半。水害対策やクマ対策など県内はいま非常時だとして仕事の面で挽回できるよう努力したいと述べました。