広く異例の気温に 横手のかまくら前に補修作業続く
季節外れの暖かさが続き、14日もこの時期としては異例の気温となりました。気がかりなのが雪が欠かせない冬の伝統行事、横手のかまくらです。横手市では15日からのかまくら本番に向け、職人たちが補修作業に追われています。
朝の最低気温が10度を超えたところもあり、4月中旬から5月下旬並みの季節外れの暖かさとなった14日の県内。日中はすべての地点で今年の最高気温を観測し、大仙市大曲は2月の観測史上で最も高くなりました。大潟村は14.4度、大館市、秋田市、横手市など半数ほどの地点が13度以上になりました。小正月の伝統行事、横手のかまくらが15日、16日に迫るなか、職人は雪解けが進むかまくらの補修作業に追われていました。
県内は多くの観測地点で積雪がなく横手市もゼロです。雪不足に加えて気温が上がり、例年にない状態で迎えるかまくら。横手を訪れる観光客の期待に応えるため、職人たちの手は休まりません。
4年ぶりに地元の子どもたちによる甘酒の振る舞いも行われる横手のかまくら。15日も横手市は10度を超え、さらに雨も降る予報ですが、例年よりも多くの労力を費やして本番を迎えます。