「業務一つひとつを精査し、常に改善を」秋田県警察本部の本部長に小林稔氏が就任　詐欺やクマへの対応は？

県警察本部に、警察庁から異動してきた新たな本部長が就任しました。

20年あまり前には、県警で幹部を務めていたこの新本部長は、「業務一つひとつを精査し、常に改善を求めていく」と抱負を語りました。

県警察本部に、14日、警察庁長官官房から異動してきた、本籍が東京都の小林稔本部長49歳が就任しました。

小林本部長は、2004年に、県警で警備部警備第一課、いまの公安課の課長を務めたほか、沖縄と神奈川の県警本部で警備部長を務めるなど、長年、警備関連の任務にあたってきました。

県警察本部　小林稔 本部長
「県民のみなさんが安全、安心して安全に暮らすために、もととなるのが治安だというふうに考えておりますので、特定の分野に偏ることなく、すべての分野に力を入れていきたいというふうに思っております」

小林本部長は、「業務一つひとつを精査し、常に改善を求めていく」と抱負を述べたうえで、県内でも課題になっている詐欺被害の防止については、手口に応じたきめ細かい啓発を行い、市街地に出没するクマについては、市町村などとの連携を強化して対応していく方針を示しました。

なお、前の本部長の山本哲也氏は、14日付で警察庁長官官房に異動しています。