秋田市勝平地区のアパート駐車場でクマ目撃 秋田大学病院近くの休耕田でも
20日夜遅く、秋田市の勝平地区にあるアパートの駐車場で、クマ1頭が目撃されました。
警察が付近の警戒を続けています。
熊谷奈都子記者
「運転免許センターの向かいにある住宅街でクマが目撃されました。近くには中学校もあります」
クマが目撃されたのは、秋田市新屋南浜町にあるアパートの駐車場です。
秋田中央警察署によりますと、20日午後11時ごろ、アパートに住む30代の女性が車で帰宅した際、駐車場に、体長1メートルほどのクマ1頭がいました。
クマは、その場から東の茨島方向に立ち去ったということです。
今回クマが目撃された場所から南に約350メートルの「雄物川水辺の広場」では、先週火曜、14日の夜にもクマが目撃されていました。
秋田市は水辺の広場付近と約3キロ北の向浜地区の2か所に捕獲用のおりを設置していて、このうち向浜地区のおりには、17日に、体長70センチほどのクマ1頭が入っているのが確認されていました。
秋田市は、2か所のおりの設置と水辺の広場へ続く堤防道路の通行止めは当面継続することにしています。
近くの勝平中学校は、20日朝、保護者に可能な限り車で生徒を送迎するようメールで呼びかけました。
勝平小学校でも同様の対応がとられています。
警察が付近の警戒を続けています。
また、午後には、秋田市広面で、子グマも含めた複数のクマが目撃されました。
現場は、秋田大学医学部附属病院から北西に300メートルほどのところにある休耕田で、付近では3月から4月にかけて連日のように目撃がありました。
人の生活圏でのクマの目撃が相次いでいます。