秋田市のスーパー クマ“居座り”続く 住民から不安の声
30日にクマが侵入した秋田市のスーパーでは今もクマが居座ったままで、警察などが対応を続けています。付近の住民からは不安の声が上がっています。
秋田臨港警察署の調べによりますと30日の朝、秋田市土崎港西のいとく土崎みなと店で47歳の男性従業員が体長およそ1メートルのクマに襲われ、頭や顔にけがをしました。秋田市は30日に店内をドローンで撮影しましたがクマは確認できず、入り口付近に2基設置した捕獲用のおりにも入りませんでした。
現場近くには国道があり、商店や住宅も立ち並ぶ地域で付近の住民からも不安の声が聞かれました。
住民「こんなところにね、クマなんか出てくる訳ないと思ってらから」
住民「子どもがまだ小学校の低学年で2人いるので、登下校とか明日からどうなんだろなとかちょっと不安に思ってるんですけど、やれることはやりたいなと思ってますが」
現場から400メートルほどのところにある、道の駅あきた港・セリオンでは。
記者「こちらの道の駅ではクマが逃げた場合閉館とすると張り紙がされています」
1日の午後も警察がドローンで店内を確認しましたが、売り場にクマの姿は見えなかったということです。
記者「今、盾を持った警察官が店へと向かって行きます。これから売り場とバックヤードをつなぐ4つの扉を封鎖する作業に取りかかるものとみられます」
警察はバックヤードにクマがいるとみていて、捕獲用のおりを移動するなどの対応にあたっています。