クマ対策の確立へ 人里で冬眠するクマの調査実施
去年の相次ぐクマによる人への被害、そして冬も目撃情報が相次ぎ今年もクマへの警戒が続きます。県は新年度の当初予算案に2億円を超える対策費を盛り込んでいます。人の生活圏の近くで冬眠しているクマの調査などを行い、有効なクマ対策の確立を目指します。
県は新年度の当初予算案に専門職員を1人から3人に増やし体制を強化することなどクマ対策の費用としておよそ2億2000万円を計上しています。
大きな課題となっているのが人の生活圏へのクマの出没です。県は集落に近いクマの冬眠場所=冬眠穴を調査する手法について研究を進め今後の対策にいかしたい考えです。
新年度からは2年間に渡ってクマの生息数の調査を行います。 2017年から3年間行ったことがありますがその際と同じく自動で撮影できるカメラによる生息数調査で今回は120基のカメラを設置し6月から8月にかけて行います。
県議会の福祉環境委員会で県は「新たな推定生息数は再来年度の調査が終わり数値の整理が終わってから公表したい」「人里の周辺でクマが定着増えてきた実態があるそういったところを改善して人とクマのすみ分けをしていきたい」と説明し、有効なクマ対策の確立を目指すことを説明し理解を求めました。