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被災地に派遣された医師「災害関連死 1人でもなくすことが重要」

2024年2月7日 19:00
被災地に派遣された医師「災害関連死 1人でもなくすことが重要」

能登半島地震の被災地に、秋田県医師会の医療チームとして派遣された医師が記者会見を開き活動を報告しました。発生から1か月余り経ったいま「一人でも災害関連死する人をなくすことが重要だ」と強調しました。

秋田県医師会は、医師や看護師、薬剤師などの災害医療チーム=JMATを編成して、これまで10回、のべ45人を石川県に派遣しています。

7日は、2回支援に入った、湯沢市の小野崎圭助医師が活動を報告しました。小野崎医師は主に加賀市で活動にあたり、避難所から宿泊施設に移った2次避難者の健康観察をしたり、現地の医師のサポートをしたりしました。

ただ、高齢者が顔の知らない医師の診察を断るケースや、細かく健康チェックを受けなかった透析患者が、避難所で亡くなったケースも目の当たりにしたといいます。

小野崎医師は、派遣された医療チームが被災者と信頼関係を築く重要性を強調しました。秋田県医師会はこの後も医療チームの派遣を続ける意向を示しています。また災害関連死を防ぐため、リハビリのサポートをする作業療法士も派遣されていて、8日から第2班が現地で活動する予定です。

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