秋田犬保存会 デジタル血統書を導入へ
秋田犬保存会はこれまで紙で発行していた秋田犬の血統書をスマートフォンなどのアプリでも確認できるデジタル血統書を来月から導入します。秋田犬の人気が高まり、海外からの申請も増える中、最新の技術を使って偽造の防止と利便性の向上を図ります。
秋田犬保存会の会員は国の内外におよそ3000人います。このうち海外の会員は500人ほどですが、近年は秋田犬の人気の高まりにあわせて海外の会員が増えているということです。
保存会では去年、秋田犬の登録名や生年月日、それに父母の情報などを証明する紙の血統書を3500通ほど発行しました。ただ紙では偽造されるリスクや届くまでに時間がかかるほか、海外では郵送中に紛失するなどの課題がありました。そこで保存会は、紙の血統書に加えてスマートフォンなどのアプリで内容をすぐに確認・証明できるデジタル血統書のサービスを始めます。
アプリは秋田市とアメリカのIT企業が共同で開発したもので、最新の情報技術により高いセキュリティが保たれています。この技術を使ったデジタル血統書のサービスは世界で初めてだということです。秋田犬のデジタル血統書のサービスは来月1日から始まります。