由利本荘市の「移動市役所」 20日から新たな車両で
由利本荘市は市役所から離れた地域に車が出向いてさまざまな行政サービスを行う「移動市役所」を去年から稼働させています。新たな車両での運用が20日から始まるのを前に19日、「移動市役所」が報道機関にお披露目されました。 市では今後、期日前投票所としても活用していきたい考えです。
由利本荘市では所有していた車を改造して去年5月から「移動市役所」を稼働させてきました。車の老朽化に伴い今回新たな車両を購入し、情報通信機器なども整備しました。
移動手段がない高齢者などのために各地に出向き行政サービスを提供する「移動市役所」。3人の職員が乗車し、住民票や印鑑証明書の発行、マイナンバーカードの申請、それに本庁舎と結んだオンラインでの各種相談も受け付けてきました。ひと月に50か所近く回っているといいます。
新たな車両での運用が20日から始まるのを前に報道機関にお披露目されました。 国はこうした行政分野や医療分野での移動サービス、マースを推し進めていて、全国の自治体で導入が進んでいます。今回の導入にかかる費用はおよそ2240万円で、国からの半額補助を受けました。
移動市役所は携帯電話が通じるエリアならどこでもサービスを提供できます。新たな車両での運用は矢島地区からスタートします。