災害時の迅速な復旧へ 電力会社と通信会社が初の共同訓練
災害時に被害を受けた設備を迅速に復旧するための共同訓練が、先週、秋田市で行われました。
電力会社と通信会社が互いに情報を共有して、いざというときの連携を確認しました。
共同で訓練を行ったのは、東北電力ネットワーク秋田支社と、NTT東日本秋田支店です。
訓練は、大雨などの災害で土砂崩れが起き、電力や通信の設備が被害に遭った想定で行われました。
エリア内で複数の被害が相次いで、NTT東日本の作業員がそれぞれの現場ですぐに十分な対応ができないという状況に備えて、東北電力ネットワークの作業員が通信設備を復旧する手順を確認しました。
また、東北電力ネットワークの移動電源車の操作や給油を、NTT東日本の作業員も体験し、災害時の連携を深めました。
東北電力ネットワークとNTT東日本秋田支店は、3年前に、電気や通信の安定的な供給に向けた連携協定を結んでいます。
今後もいざという時に備えて、さらに連携を深めていくことにしています。