警察官2人がクマに襲われた鹿角市の山林から男性を搬送
警察官2人がクマに襲われた鹿角市十和田大湯の山林で、倒れていた男性が午後1時前に運び出されました。
現場は青森との県境にある十和田湖からほど近い場所に広がる鹿角市十和田大湯の山林です。
この山林にタケノコ採りに来た青森県の64歳の男性が、15日から行方不明となっていて、その男性とみられる人の搬送にあたっていた警察官2人が18日に相次いでクマに襲われけがをしました。
倒れていた男性は死亡していて、県によりますと野生動物によるものとみられる傷がありました。
まだ近くにクマがいるおそれがあったため、警察や鹿角市は重機で山の斜面を掘削して現場にたどり着き、22日午後1時前に運び出しました。
遺体は男性で、警察が身元の特定を進めています。
現場の周辺はクマ被害の後に入山禁止になりました。
人に積極的に向かってくる危険性の高いクマがいる恐れがあるとして県は絶対に立ち入らないよう強く呼びかけています。