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秋田中央道路 交通事故や車両火災想定の訓練

2023年11月1日 14:28
秋田中央道路 交通事故や車両火災想定の訓練

JR秋田駅の東西を地下でつなぐ秋田中央道路で交通事故や車両の火災を想定した訓練が行われました。一日におよそ2万台が通る交通の大動脈。参加者がけが人の救助の手順などを確認しました。

秋田市中心部の地下を通りおよそ2キロある秋田中央道路。訓練はおよそ2時間全面通行止めにして行われました。秋田中央道路で事故が起こりやすいのが勾配がある区間です。1日は追突事故によって車両火災が発生したことを想定しました。

7月の記録的大雨で最大5メートルもの高さまで浸水した秋田中央道路。復旧作業が進められ先月13日に通行規制が終わり終日通れるようになりました。訓練には県の職員や消防などおよそ50人が参加し煙をトンネルの外に排出する装置などが正しく作動するか確認しました。

秋田中央道路では、開通した2007年以降交通事故から車両火災に発展したケースはありません。ただ開通から今年3月末までのおよそ15年半の間に316件の交通事故が起きています。けが人がいない物損事故がほとんどですが2009年には1人が死亡する事故も起きています。

1日に2万台が通行する交通の大動脈。けが人の救出や車両の撤去は地下トンネルだからこその難しさがあります。県は関係機関の連携を強化し的確な救助や消火とともに迅速な道路の復旧にもつなげていくことにしています。

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