住む場所のなくなるメダカやカニを小学生がため池に移し替え にかほ市
ほ場整備のため住む場所がなくなるメダカやカニを守ろうと、
にかほ市の小学生が水路にすむ生き物をため池に移し替える作業を行いました。
移し替え作業には象潟小学校の5年生約40人が参加しました。
にかほ市象潟町のこの場所では、農地を区画整理し農道などをつくる、
ほ場整備が先月末から始まっています。
国の天然記念物にも指定されている景勝地「象潟」の九十九島。
今回のほ場整備は、その景観を守り続けるのもねらいの一つです。
その中で行われた生き物たちの移し替え作業。
児童にも地域の環境を守る活動に参加してもらおうと行われました。
50分ほどの作業時間で児童たちはメダカやエビ、ドジョウなどの生き物を次々と捕まえました。
また地域の人たちから、生き物が多く集まる場所や、
魚の名前などを聞いて生態系への理解を深めました。
ため池へと移された生き物たちは、ほ場整備が終わり次第
また水路に戻されることになっています。