年末年始に向けた準備が県内各地で始まっています。秋田市の神社では27日、毎年恒例となっている来年の干支を描いた大きな絵馬が制作されました。
秋田市川尻にある総社神社は毎年、干支の大きな絵馬を境内に掲げて参拝客を出迎えています。描くのはこの地区に住む水墨画家、飯塚洋三さん90歳。2009年から毎年担っていて今回が15回目です。
秋田杉で作られた畳6枚分の大きさの絵馬に来年の干支、辰年の龍を丁寧に描いていきます。およそ5時間後、勢いよく飛ぶ龍の姿が描かれた大絵馬が完成しました。龍は水をつかさどる神様ともいわれています。来年は大雨など水害のない平穏な一年になってほしいという願いが込められました。また、明るい気持ちで日々を過ごせるよう幸せをしっかりつかんで欲しいという思いも描かれました。
完成した大絵馬は来月3日に神社に奉納され、その後、境内に掲げられます。
