相場詩織さん あきた交通安全大使に 4年連続任命 山王幼稚園の園児と横断歩道のルールを確認
フリーアナウンサーの相場詩織さんが「あきた交通安全大使」に任命され、園児たちが相場さんと一緒に横断歩道を渡る際の注意点などを確認しあいました。
相場詩織さんがあきた交通安全大使に任命されるのはこれで4年連続です。自身のSNSで交通ルールを守ることの大切さを発信するなどの活動をしています。22日、県警察本部で任命式が行われました。
相場詩織さん
「一人ひとりが交通安全を自らの問題としてとらえること、ドライバー、歩行者お互いが思いやりを持って交通安全に取り組むこと。この二つが重要だと思っています。」
去年、JAF「日本自動車連盟」が県内で行った調査では、信号機のない横断歩道を歩行者が渡ろうとしている際、一時停止する車の割合は52.1%で、半数ほどにとどまっています。
横断歩道を渡るときは手を上げるなどして、歩行者が横断する意思をドライバーに示すことも事故の防止につながります。
手を上げて横断すると、上げない場合と比べて車が止まる割合が2倍近く増える、というデータもあります。
秋田市にある山王幼稚園では、相場さんも参加して交通安全教室が開かれ、園児たちが横断歩道を渡る際に注意することなどを確認し、交通安全を約束しました。
また、命の大切さと交通安全を訴える「ひまわりの絆プロジェクト」という取り組みも行われました。
2011年に京都府で起きた交通事故で4歳の男の子が亡くなりました。
幼稚園で育てていたヒマワリの種を持ち帰る途中でした。
事故のあと両親は男の子が生きた証としてヒマワリを育て、交通事故根絶の思いを胸に、採れた種を警察に託します。
「ひまわりの絆プロジェクト」では、その子孫が全国各地で受け継がれています。
毎年県内の子どもたちにもこのヒマワリの種が配られていて、交通安全の輪が広がりをみせています。