自分の身体知ってパフォーマンス向上へ 女性アスリート講習会
スポーツで最高のパフォーマンスを披露するためには健康管理が欠かせませんが、女性アスリートには特有の悩みがあります。その解決のため、水泳選手が食事の大切さなどを学びました。
秋田県水泳連盟が開いた講演会。女性選手に自分の身体のことをもっと知ってもらうことで競技パフォーマンスの向上につなげようと開かれました。講師を務めたのは順天堂大学特任助教の桜間裕子さんです。水泳選手として学生時代、全国大会で優勝した経験のある桜間さん。今は女性アスリートの心や身体に関する研究を行っています。
17日は小学生から高校生の選手を前に、競技生活を続ける上で大切な健康管理について語りました。バランスの良い食事をとらないと特に女性アスリートはエネルギー不足となり骨密度が下がって疲労骨折などのけがをしたり、生理が遅れたりします。桜間さんは激しいトレーニングを続ける選手ほどこの状態に陥りやすいといいます。このため、身体の状態を毎日記録することや体重から脂肪の重さを除いた筋肉や骨の重さ、除脂肪体重を増やすことが大切だと伝えました。
桜間さんはこれからの成長が期待される女性アスリートたちに、自分の身体としっかりと向き合って質の高い競技生活につなげてほしいとエールを送っていました。