70年前「レール」を柱に再利用… 耐震補強工事を実施 豊橋・安城・大垣駅など JR東海
JR東海は、駅の地震対策としてホーム上の屋根を支える柱や梁に使用しているレールを補強する工事を3月から開始すると発表しました。
JR東海が、駅のホーム上の屋根の耐震補強工事を実施するのは、1日1万人以上が利用する東海道線の6駅(三島駅、富士駅、掛川駅、豊橋駅、安城駅、大垣駅)です。
このうち、愛知県の豊橋駅・安城駅と岐阜県の大垣駅は、70年ほど前にレールを柱や梁として再利用して建てられたもので、耐震性を検証した結果、合理的な補強方法が見つかったということです。
柱に揺れを吸収するダンパーを設置したり、柱の根元をコンクリートで補強することで震度6強の揺れまで耐えられる強度を確保できるとしています。
6駅の工事費用はあわせて約8億円で、10年ほどかけて順次工事を進めていくということです。