トヨタ労組　春闘で過去最高水準の賃上げ要求へ　年間一時金は過去最高の7.6か月分

29日、トヨタ自動車労働組合は、2024年春闘で過去最高水準の賃上げを要求する執行部案を発表しました。

29日、トヨタ労組は、2024年春闘で賃上げについて執行部案を組合員に提示しました。人手確保や物価上昇を踏まえ過去最高水準の賃上げを要求するということです。

定期昇給分と基本給を底上げするベースアップに相当する賃金改善分の総額は、職種や階級に応じて一人あたり7940円から2万8440円としました。賃金改善分は比較可能な1999年以降で最高ということです。

家族手当は、5000円引き上げ、月2万5000円を要求します。

ボーナスにあたる年間一時金は、トヨタ自動車の今年度の連結決算で営業利益が過去最高の4兆5000億円と見込まれることを踏まえ去年の月給の6.7か月分を上回る過去最高の7.6か月分を要求します。

トヨタ労組は要求案を2月9日に正式決定し、2月14日に経営側に提出する予定です。