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「“推し活”のために有給を使いたい」と7割以上が回答 “新入社員の推し活事情” 費用は月5,000円未満が最多

2024年5月17日 18:50
「“推し活”のために有給を使いたい」と7割以上が回答 “新入社員の推し活事情” 費用は月5,000円未満が最多
「あなたには『推し活』をしていますか」(「新入社員の推し活事情」結果)

アニメや漫画、アーティストなどさまざまなジャンルを対象に話題を集めている“推し活”。OKB総研(岐阜県大垣市)は主催した新入社員研修会の受講者を対象に、「新入社員の推し活事情」について調査を実施。今年3月29日~4月5日の調査期間中、愛知県・岐阜県等の企業・団体の新入社員・438名が回答した。

調査結果によると、「現在“推し”がいる」と答えた新入社員は、66.7%。男女別にみると、「現在いる」と答えた女性は75.4%で、男性の60.1%に比べて高くなった。

最も多かった“推しのジャンル”は、37.9%が回答した「アニメ・マンガ・ゲーム」で、次いで「YouTuber・VTuber」が25.7%、「ミュージシャン・アーティスト」が22.7%となった。

「現在、“推し活”をしていますか」という質問に、「している」と回答した新入社員は42.5%。「“推し活”にかける費用は月平均でどれくらいですか」という質問へは、「5,000円未満」という回答が30.2%で最も割合が高く、次いで「5,000円以上1万円未満」が29.4%、「1万円以上3万円未満」が19.2%となった。

また、“推し活”と“仕事”に関する質問の回答結果から、新入社員を4つのグループに分類。“推し活”をしていることを社内に知られることに抵抗がなく、“推し活”のために有給休暇を取得する「積極層」、“推し活”を優先することはなく、仕事やプライベートのバランスを図る「両立層」、今は“推し活”をしていない人が半数以上を占める「非積極層」などに分け、グループ別の傾向を調査した。すると、“推し活”の月平均費用については、“推し活”優先で仕事をするが、会社の人には秘密にしておきたいという「こっそり層」の59.6%が「1万円以上」と回答するなど、最も支出が多いことがわかった。

“推し活のメリット”については、「仕事や日常生活のモチベーションになる」という回答がトップを占め、「“推し活”のために有給を使いたいか」や、「仕事が忙しくても“推し活”を続けたいか」という質問には、7割以上の新入社員が「あてはまる」または「ややあてはまる」と回答。“仕事”と“推し活”は、新入社員たちにとって強い結びつきがあるようだ。

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