中部国際空港 中間連結決算 旅客数の回復などで4年ぶりに黒字に
17日、中部国際空港が発表したグループ全体の今年度の中間決算は、旅客数の回復などで4年ぶりに黒字に転じました。
中部国際空港の今年4月から9月までの中間連結決算で売上高は、前の年の同じ時期と比べて63.1%増加の180億1千万円。純利益は、58万円で4年ぶりの黒字となりました。
旅客数が、国際線はコロナ禍前の4割以上、国内線はほぼ同じ水準まで回復したことに加え、コスト削減に取り組んだことによるものです。
今年度の連結業績予想は、空港業務の人手不足などの影響で、国際線で航空会社の運航再開が想定より遅れていることや、空港内の施設の運営費が物価高や人件費の上昇の影響で増えるとみて、純利益を3億円の赤字としました。
そのうえで中部国際空港は、コスト削減など経営改善に向けた取り組みを徹底し、年間の旅客数900万人での黒字化を目指すとしています。