舞台は柳ヶ瀬商店街!地元高校の放送部、“自主制作動画”で自転車の安全運転を呼びかける
岐阜県の「岐阜県立岐阜北高校」の放送部が、地元の安全を守るため、“再び”カメラを回した。
2年前、自転車の交通事故防止を題材にした動画を制作し、岐阜県警察から感謝状を受け取った経験をもつ「岐阜県立岐阜北高校」の放送部。動画は岐阜県警察に設置されたデジタルサイネージで公開、さらに県外の高校から動画に関する問い合わせが寄せられるなど、県内外にて大きな注目を集めた。
そんな放送部が、再び自転車の安全な利用を呼びかける動画を制作。
動画はイヤホンをつけたまま自転車を運転していた学生が、歩行者と衝突事故を起こしそうになり、地元の人々や警察官から注意を受け、安全運転を心がけるようになるというストーリー。舞台は「岐阜県立岐阜北高校」の生徒たちが、通学路として利用している「柳ヶ瀬商店街」。動画には、岐阜中署の担当者による、自転車利用時の注意点に関するインタビューなどもおさめられた。
動画制作を提案した、「岐阜県立岐阜北高校」生徒指導主事・若狭幹大教諭によると、制作のキッカケは、同校に「柳ヶ瀬商店街」関係者から交通マナーに関する注意の電話が入ったこと。課題解決のため、過去に交通事故防止を題材とした動画を制作したことのある放送部に、若狭教諭が動画制作の提案をしたことがはじまりだったそう。
その後、放送部が主軸となり脚本が完成。部員たちはカメラマンと出演者に分かれ、2日間にわたって撮影を実施。なかには、20分以上撮り直しを重ねるシーンもあったそう。
完成した動画は、今月8日、同校の各教室にて公開。放送部が“動画”として形にした、街の人々や警察の想いに、生徒たちは真剣な表情で耳をかたむけていた。