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江戸時代から飛騨地方に伝わる 「宮笠」づくりが盛ん 岐阜・高山市

2024年1月19日 11:56
江戸時代から飛騨地方に伝わる 「宮笠」づくりが盛ん 岐阜・高山市

岐阜県高山市で、農作業中の日よけや雨よけに使われる「宮笠」づくりが盛んに行なわれています。

江戸時代から飛騨地方に伝わるという宮笠は、短冊状に切った白地のヒノキと赤身のイチイの木を丹念に手作業で編み込んで作るもので、農作業や雪下ろしの時などに使われてきました。

今ではインテリア用などで人気があるということです。

農閑期の副業として、かつては100軒ほどの農家が作っていましたが、今では問坂義一さん(87)と 息子の和彦さん(60)だけが伝統を守っています。

いろいろな柄の中でもセミが羽を広げたような「蝉笠」は複雑で、1日2個作るのがやっとだということです。

この宮笠は1月24日に開催される伝統工芸品などを集めた「二十四日市」で販売されます。

  • 中京テレビNEWS NNN
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