「大丈夫か」と声をかけるも救護せず逃走　勤務中のタクシーがひき逃げ疑い　運転手の男(70)を逮捕　男性は重傷　名古屋・中村区

27日深夜、名古屋市中村区で自転車の男性をはね、そのまま逃走したとして、タクシー運転手の男が逮捕されました。

ひき逃げなどの疑いで逮捕されたのは、名東区に住む、タクシー運転手・坂倉香徳容疑者（70）です。

警察によりますと、坂倉容疑者は、27日午後11時55分ごろ、中村区中村町の交差点で、タクシーを運転中に自転車に乗っていた43歳の男性をはね、けがをさせたにもかかわらず、そのまま逃走した疑いがもたれています。

坂倉容疑者は車を降りて、「大丈夫か」と声をかけましたが、その後、男性を救護せずに走り去ったとみられています。男性は肋骨を折る大けがをしました。

坂倉容疑者は当時勤務中でしたが、客を乗せてはいませんでした。

調べに対し、「事実について間違いありません」と容疑を認めているということです。

現場は信号のない交差点で、タクシー側に一時停止の標識があったということで、警察が当時の状況を調べています。