×

【賀詞交歓会】「物価高」「人手不足」「物流2024年問題」課題山積の2024年 この地方の経営者は?

2024年1月10日 19:06
【賀詞交歓会】「物価高」「人手不足」「物流2024年問題」課題山積の2024年 この地方の経営者は?

10日、名古屋市内のホテルで開かれた中部経済4団体による賀詞交歓会。
新型コロナの影響で、2021年は、中止。おととしと去年は、人数を制限していましたが、今年は、4年ぶりに制限のない通常に戻り、約600人の企業経営者らが集まりました。しかし、式は、元日に発生した能登半島地震を受けて一部変更されました。華やかな金屏風の設置をやめたほか、黙とうを捧げました。

能登半島地震で始まった2024年。円安による原油・原材料価格の上昇、物価高、深刻な人手不足、物流が滞るという2024年問題、課題が山積する中で私たちの生活は、いったいどうなるのか?物価高で、目減りしている賃金について、経営者に聞いてみました。

愛知製鋼 藤岡高広会長:「世間的に積極的に賃上げの方向に向いていますから、おそらくそういう方向で進むのではないか世間相場とかわれわれの実力をみながらしっかりと(労働組合と)妥結していく」

敷島製パン 盛田淳夫社長:「賃上げを当然していく流れになるんではないか、社員のモチベーションも含めてその辺は総合的に考えて対応していきたい」

百五銀行 伊藤歳恭会長:「基本的には経済をまわさないといけないので物価上昇分くらいの賃上げをしないと」

話を聞いた7社すべてが賃上げについて前向きな考えを示しました。経営者と労働組合が協議する春闘の行方が注目されます。また、原材料費や労務費の上昇分について部品やサービスなどへの価格転嫁が進み、中小企業にも賃上げが広がることが期待されています。

能登半島地震を受けて、企業や従業員が正常な活動を続けるために改めて、災害対策などのBCP(事業継続計画)の重要性を呼びかけたのは、中部経済連合会の水野明久会長。
「南海トラフ地震に備えて東日本大震災の時からすごい力を入れて会員の各企業に、BCPをお願いしています。やっぱり自分事ととらえてしっかり各企業やらないといけない」「道路とか港湾とか橋とか工業用水とか各インフラの防災対策の整備状況がどうなってるか4~5年前にチェックした。定期的にチェックしていくことが大事で、対策がすんでいなければ、行政にお願いしていくことをねばり強くやっていく」

  • 中京テレビNEWS NNN
  • 【賀詞交歓会】「物価高」「人手不足」「物流2024年問題」課題山積の2024年 この地方の経営者は?