「中心的役割」と指摘 東京・銀座の高級時計店強盗など、2つの事件で起訴の男(当時19) 懲役10年の判決 岐阜地裁
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去年5月、東京・銀座の時計店で約3億円相当の高級腕時計などが奪われた事件など2つの事件で起訴された当時19歳の男に、岐阜地裁は懲役10年の判決を言い渡しました。
起訴状などによりますと、横浜市の男(当時19)は、去年5月、岐阜県大垣市の住宅に侵入し、住人男性にろっ骨を折るなどの大けがをさせる暴行を加え、現金約2200万円が入った金庫などを奪った強盗致傷などの罪に問われています。
また、その6日後、東京・銀座の時計店に侵入し、店員を刃物で脅しながら、約3億円相当の高級腕時計などを奪った強盗などの罪にも問われています。
7月2日に行われた初公判で、男は起訴内容を認めていました。
裁判では、主にそれぞれの事件で男が中心的な役割だったかどうかが争われ、検察側が懲役13年を求刑した一方、弁護側は情状酌量を求めていました。
10日の判決公判で、岐阜地裁の村瀬賢裕裁判長は大垣市の事件について、男が実行役に電話で指示を出したことに触れ「単なる伝達役以上の役割を果たした」と指摘しました。
また、東京・銀座の事件では「実行役4人の中心的役割を果たした」などとした一方、将来、母親が男と同居すると話すなど更生も期待できるなどとして、懲役10年の判決を言い渡しました。